MAIIMA + Botanical Camp 2026

MAIIMA + BOTANICAL CAMP | Design Concept

MAIIMA + BOTANICAL CAMP
Design Concept

本ビジュアルの中心に描かれている心臓は、
命そのものを象徴しています。
そして同時に、
このイベント全体の軸であり、核となる存在です。

心臓は、感情や精神の象徴ではなく、
生きるために鼓動し続ける身体の中枢。
すべての営みの起点となる場所です。

心臓の内部には、
次の言葉が刻まれています。

Nature as it should be.
Preserving what must never be lost.

この言葉が示しているのは、
植物を育て、
動物の命をいただき、
その命が巡っていく、
自然の循環そのものです。

「あるべき自然」とは、
理想化された風景ではなく、
命がつながり続ける、本来の姿。

植物を育て、収穫し、調理し、いただく。
肉を食べるという選択もまた、
命を受け取る行為です。
私たちは日々、
その循環の中で生きています。

心臓は、
命の中心でありながら、
ふだんは目に触れない存在。
それをあえて前に出したのは、
偽りのないものと、
もう一度向き合うためです。

今回の表現で意識したのは、
一瞬の違和感。
「何だろう?」と視線が止まる、
小さな引っかかりをつくること。
それが、このデザインの出発点でした。

モチーフとなっているのは、
前回のMAIIMAに続き、春の女神・マイア(Maia)。
豊穣と成長、命を司る存在です。

女神の手に描かれているのは、
サボテンや多肉植物。
過酷な環境の中でも生きる力を持つ植物たちを、
鑑賞するのではなく、
いただく存在として描いています。

女神の髪や姿に与えた風の動きは、
自然が巡り、変化し続ける存在であること、
その流れの中に
人もまた生きていることを表しています。
 
この心臓のモチーフは、
見るためだけの記号ではありません。
このイベントに関わり、
ここで生まれたアイテムを手に取ることは、
私たちの意思や希望を共有した証でもあります。

心臓は、
主催者だけのものではなく、
同じ問いを胸に抱く人たちのあいだで
共有される核です。

MAIIMA + BOTANICAL CAMPは、
イベントの収益の一部を、
蛍の生息環境を未来へつなぐ
活動資金として活用します。

蛍は、
水や土、植物と人の関わりが
巡ってはじめて生きられる存在。
その小さな光は、
自然の状態を映すサインでもあります。

MAIIMA + BOTANICAL CAMPは、
命の循環に触れながら、
食べて、感じて、語って、
それぞれの時間を楽しむための場所。

深く考えてもいいし、
ただ心地よく過ごしてもいい。
自然の中で、
少しだけ肩の力を抜いて。

ここからまた、
それぞれの日常へ戻っていくための、
楽しいひとときをひらきます。